POINT CLOUD / PCSS
点群とは?
現実空間を「再利用できる3Dデータ」に変える技術です。
一度計測した現場を、測る・比べる・共有する。
点群は現場DXの共通基盤になります。

01点群のしくみ

一つひとつの点が、位置を持つ
点群は、対象物の表面などの位置を、多数の点で表した3Dデータです。それぞれの点には、X・Y・Zの座標があります。
| 座標 | どこにあるか | 例 |
|---|---|---|
| X | 横の位置 | 5.0 m |
| Y | 奥行きの位置 | 0.0 m |
| Z | 高さの位置 | 4.0 m |
座標値は説明用の例です。図と数値は対応していません。色や、レーザーの反射の強さを持つ点群もあります。
02点群はどうやってできるのか
主な取得方法は、レーザー計測と、複数の写真を使う写真測量です。
レーザーで測る
レーザーを照射して対象物までの距離を測り、照射方向と組み合わせて点の位置を求めます。

写真から計算する
違う角度から撮影した重なりのある写真から、共通する特徴を探し、3次元的な位置関係や形を計算します。

- 1現地を計測
- 2位置を合わせる
- 3不要な点を整理
- 4計測・図面・共有
03写真・点群・3Dモデルの違い
写真は画像、点群は点の集まり、3Dモデルは面や部材などで対象を表します。
| 比較項目 | 通常の写真1枚 | 点群 | 3Dモデル |
|---|---|---|---|
| 表し方 | 画像の色(2D) | X・Y・Zの点(3D) | 面・立体・部材(3D) |
| 得意なこと | 見た目を伝える | 形や寸法を調べる | 設計・形状を編集する |
| 作り方 | カメラで撮影 | レーザー計測・写真測量 | 図面や点群などから作成 |
点群も3Dデータの一種です。ここでは、面や部材で構成した「3Dモデル」と区別しています。
04点群が変える仕事の進め方
| 比較項目 | 2D記録(写真) | 点群データ |
|---|---|---|
| 記録 | 見た目を2Dで残す | 位置・形状・奥行きを3Dで残す |
| 再計測 | 必要に応じて現地へ戻る | 記録済みの範囲は、保存データから後で寸法を測る |
| 共有 | 画像ごとに説明 | 同じ3D空間を共有し、共通認識をつくる |
| 再利用 | 撮影目的に依存 | 測量・設計・施工・維持管理で繰り返し利用 |
保存データからの寸法計測は、取得した範囲・点の密度・精度によってできることが変わります。記録されていない部分や、その後の変化は追加計測が必要です。
05点群は「現場のデジタル基盤」へ
現実空間を、
再利用できるデジタル資産に。
一度の計測を、測量・設計・施工・維持管理へつなげます。
PCSSが目指すもの
取得技術の普及だけで終わらせず、品質・標準・人材を整え、誰もが安心して点群を使える社会へ。
06よくある質問
データの見え方や、計測できる範囲についてお答えします。
Q写真のように、色が付いているの?
色付きの点群もあります。高さや種類で色分けする表示もあります。
Q壁の向こうや、隠れた所も見える?
通常のレーザー計測は、壁などを透かして測れません。位置を変えて計測し、不足範囲を補います。
Q点が多いほど、正確なの?
点の細かさと、位置の正確さは別です。機材や計測条件、位置合わせの品質も確認する必要があります。

各イラストは概念を説明する模式図です。
07点群の活用は、「何を知りたい?」から
「何をどのような目的で測りたいか」が、計測方法と成果物を選ぶ出発点になります。
- 01
何を知りたい?
建物の寸法、地形、工事の計画など。
- 02
どの範囲を残したい?
建物の中、敷地、周辺の道路など。
- 03
どう使いたい?
3Dで見る、寸法を測る、図面にするなど。
一般社団法人ポイントクラウドSAR測量協会(PCSS)
